持っている登山靴を、手入れのついでに紹介します
yamasoraです。
昨年の登山の様子を紹介しているところですが、今回は登山道具の紹介編です。
まずは、ちょうど手入れのために引っ張り出していた登山靴たちをご紹介します。
現在のラインアップは5足。これって多いんでしょうかね・・・?
左から順に紹介していきます。最後にケア用品も少々。
- モンベル アルパインクルーザー3000
- スカルパ トリオレプロ GTX
- スポルティバ カラコルムHC GTX
- サロモン オーセンティック LTR GTX
- 山幸 オリジナル 軽登山靴
- メンテナンスに使用しているもの
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モンベル アルパインクルーザー3000
言わずと知れた国内メーカー、モンベルの冬季用登山靴です。こちらは現行品の一世代前のものとなります。
その名の通り、冬季3,000m級の登山を想定して作られており、保温材が入っています。
〈スペック〉
・アッパー : スーパーファブリック+2.8mm厚スエードレザー
・保温材 : GORE-TEXデュラサーモ
・シャンク : カーボン
・アウトソール : ビブラム テトン
・ソール張替 : 可
・アイゼン対応 : ワンタッチアイゼン可
特徴としては、冬季登山対応ということが一番大きいですが、アイゼン対応で保温材が入っているということでガチガチに硬く、そして大きいです。
次に紹介するスカルパと比較しても一回り大きいです。いつもの感覚で歩いていると階段で引っかかったりします。
ソールは出番が少ない上に雪の上がメインとなるため、綺麗です。高所の低温環境下での使用を想定したビブラムソールのようです。高い靴なので使わないと勿体無いですね。
この中央の黒い部分がスーパーファブリックという素材です。「切り裂き・貫通・摩耗・熱に対して圧倒的な強度を誇り、適度な柔らかさも併せ持つ次世代の素材」とのことで、ピッケルやアイゼンから足を守ってくれます。
現行品はこちら。
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スカルパ トリオレプロ GTX
イタリアのメーカー、スカルパのシューズ。ちなみにGTXという名称は良くついていますが、ゴアテックスのことですね。
先ほどのモンベルとパッと見似ていますが、こちらは3シーズン+冬季中級山岳対応の登山靴。次に紹介するカラコルムを修理に出している間に北岳・間ノ岳縦走が入っていたため2019年購入。
〈スペック〉
・アッパー : スエード/シンセティックレザー
・ライニング : GORE-TEX
・アウトソール : ビブラム ペンタックスプレシジョンXT
・ソール張替 : 可
・アイゼン対応 : セミワンタッチアイゼン可
岩場の多い縦走登山から冬の中級山岳を想定しているとのことで、硬いシャンクが入っています。岩稜帯での歩行を考慮して少し爪先が内側に寄っているようです。日本人向けの足形を使っているそうですが、私には少し爪先がキツく感じるもののフィット感はまずまず。
ビブラム ペンタックスプレシジョンXTは岩場でのグリップと一般登山道の歩きやすさを兼ね備えたソールとのことです。
次のカラコルムにもありますが、ロックできるDカンは、爪先側と足首の紐の締め具合を分けることができるので便利です。
スカルパはロストアローさんが代理店となっておりますが、同社は内外価格差をなくそうと努力されており、こちらのシューズも当時4万円以下とコスパに優れていたことも選択の一つでした。
ロストアローのオンラインストアから無くなっているため、輸入が滞っているのか、もしかするとモデルチェンジが入るのかもしれません。
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スポルティバ カラコルムHC GTX
こちらもイタリアのメーカーである、スポルティバのカラコルムHC GTX。
一番足入れが良く、気に入って愛用しています。2016年購入。
それまでは石井スポーツで取り扱いのAKUの靴でしたが、より快適に歩ける靴を探して、フィッティング重視で見つけた登山靴です。
〈スペック〉
・アッパー : ベルワンガー社 スエード2.8mm防水加工レザー
・ライニング : GORE-TEX
・アウトソール : ビブラム インパクトブレーキシステム
・ソール張替 : 可
・アイゼン対応 : セミワンタッチアイゼン可
アウトソールには、ビブラムとスポルティバが共同開発したというインパクトブレーキシステム(IBS)を採用。接地部分を斜めにすることで、ブレーキ性能とクッション性を高めているようです。多くの山行で使ってきたこともありますが、その構造からか多少すり減りやすい印象です。実はこのソールは2代目で、一度張り替えています。
2018年夏山シーズン終了後にはこのような状態に。多少滑りやすくなってきた感じが出てきたので張り替えに出しました。2シーズンしか持ちませんでした。
購入店からメーカーに依頼し、戻ってきた時にはランドラバー(側面に巻かれているゴム)やミッドソール(靴とアウトソールの間の部分)も綺麗になっていました。
また、昨年屋久島に行った際に、かかと近くの革が破れてしまい、修理に出しています。
スカルパも交互に使用し休ませながら、もうしばらく愛用していきたいと思います。
現行品はこちら。
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サロモン オーセンティック LTR GTX
こちらは2017年に、カラコルムHCのソールの減りが早いことに気付き、ハイキングなどの低山用に購入したもの。価格が1万円台と安いのですが、同クラスの中ではしっくり来る感じでした。
〈スペック〉
・アッパー : ウォータープルーフレザー/3Dストレッチエアメッシュ/シンセティック
・ライニング : GORE-TEX
・アウトソール : コンタグリップ
軽量なハイキングシューズということで、日帰り登山にはガツガツと履いています。柔らかいソールで歩きやすいです。
サロモンオリジナルのコンタグリップというアウトソールを採用していますが、特段滑りやすいということは感じたことはありません。荷物が軽いということもありますが。。
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山幸 オリジナル 軽登山靴
私も以前紹介したことがある、吉祥寺から今は武蔵境に移転した、山幸さんのオリジナル登山靴です。
このころ履いていたAKUの登山靴がスポルティバのカラコルムHCに代わったのですね。
こちらもビブラムソール採用の本格派です。フルレザーということで重いですが、味があります。
実はなかなか出番が少ないのですが、なぜかというと、どうしてもかかとに靴ずれができてしまうからなのです。
靴ずれ防止に大きな絆創膏をかかとの上に貼ったりすれば対処できるのですが、そういうのも億劫になってしまいっています。。
ただ、このクラシックな外観は気に入っていて残していますので、いつかニッカポッカにこの靴を合わせて山に行きたいなと思っています。- 価格: 19980 円
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メンテナンスに使用しているもの
私がメンテナンスに使用しているものも簡単ですが紹介しておきます。
愛用しているのはコロニル。
ナノコンプリートは、スエードに使えるもので、泡状のものを靴に掛けます。洗浄と皮革への栄養補給、防水が1本でできるものです。私の場合は一旦水洗いでアウトソールと一緒に簡単に汚れを落とし、その後ナノコンプリートを掛けます。
山幸の靴には、防水と栄養にナノクリームを擦り込んでいます。
ツヤは出にくいのですが、仕上げに掌や親指の腹で擦り付けると多少輝いてきます。
また、撥水効果にはフッ素系の撥水剤がおすすめです。
最後に、靴の中の気になる臭いですが、、
まず、日頃から家に帰ってきた際、あるいは山小屋に着いて登山靴を脱いだ後に中敷を外して内部を乾かすことをお勧めします。
写真のように靴に立てて入れておくのも良いと思います。
それでもどうしても匂う場合は、こちらのグランズレメディがお勧め。
真っ白なパウダーですが、付属のさじで少量靴の中に振りかけるだけで、だんだんと臭いがなくなります。女性だと冬のブーツなどにもいいみたいですね。オススメ。
という訳で、今回は登山靴の紹介でした。
登山靴は山の装備の中でも大事なものかと思います。折角の楽しい登山が靴ずれで楽しく無くなったりしないよう、店舗でしっかりとフィッティングをして選んでください。
ではまた。