山と空と

山に行ったお話や、道具、写真、日常など

夏休み・大レット4日間(後編)

 

前回に続き、夏休みに大キレットへ行ってきた件。こちらは後編となります。

前編の記事はこちら。

yamasora.hatenablog.jp

 

3日目の朝です。
小屋の近くの常念平でご来光を待つ人々。

5:11頃、ご来光です。

槍も綺麗に見えます。

富士山が遠くにうっすら。

穂高〜大キレットもモルゲンロート(朝焼け)に染まっています。

実はご来光を拝んでいる時に、オコジョが現れたということで声が上がりました。
わたくし、まだ一度もオコジョを見たことがなく、慌てて見に行ったのですが、その時にはどこかへ隠れてしまい。。。
前日山小屋でテン場の手続きをした時に、オコジョの写真が飾ってあり、ぜひ見たいなと思っていたところだったのに。残念でした。

 

テン場に戻ると、笠ヶ岳方面の稜線が現れていました。

6:30 いよいよ出発です。

山荘から程なく、急な下りが始まります。

キレットが一望できます。

以前常念から見た槍ヶ岳前穂高岳の稜線。この大キレットを通過します。
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よく雑誌でも出てくる南岳の長いハシゴ。

どんどん下っていきます。

南岳方面を振り返ると、結構な場所ですね。
どこを降りてきたかさっぱり。。。

7:50 通過に一生懸命で、気づけば長谷川ピーク。
調べて分かったのですが、ハセツネ(長谷川恒男)さんから取ったのではなく、ここで遭難した学生さんの名前からこう呼ばれているとのこと。

その先は・・・

馬の背と呼ばれる場所です。
確かに両側が切れ落ちていたのですが、、、私は虫(コバエ?ハチ?)がたくさんいたのが気になって気になって、そっちばかり目がいっていました(笑)

8:15 そうしてあっという間にA沢のコル。この先に飛騨泣きがあるのですが、通りすぎて気づきました。

ちなみにヘルメットはグリベルのサラマンダーXL。頭の大きい人御用達です。販売終了の噂がありましたがどうなりましたでしょうか。元々入荷が少ないのか、欠品しがちでしたが。。

キレットの核心部は通過しましたかね。

馬の背に取り付いています。こう見ると怖い場所です。

最後の北穂への登り。標高差200mくらいでしょうか。一気に登ります。

10:00 そして北穂小屋に到着です。通過に3.5時間。CT通りです。
そして気づけばガスってきました。

ブロッケンが見れました。

 

写真などは取っていなかったのですが、キレットの途中で先方に滑落者がおり、パーティの方によれば100mほど滑落したが意識はあり動いているとのこと。ヘリも北穂高小屋経由で救助要請ができたようで、ガスの中岐阜県警のヘリが何度か収容をトライしていました。特にその後記事にもなっていなかったようですので、無事だったかと思います。
やはりキレットは危険なところであると改めて感じました。

 

穂高小屋で小休憩し、10:45出発。小屋のすぐ上が北穂高岳の山頂です。3,106m

穂高涸沢岳の間の方が岩が崩れやすく、またスタンスの確保がしづらい場所が多く、実は大変でした。
下の写真は全然平気なところですが。。。

最低コル。

涸沢が見えます。

13:15 涸沢岳。3,110m

13:40 そしてやっと、穂高岳山荘到着です。

奥穂高岳への取り付き。

石畳と石のテーブル・ベンチ。とても綺麗に整備されています。

お昼は味噌ラーメンをいただきます。


この日は奥穂高岳山荘のテン場の予定でしたが、夕方から雨予報だったことと、前日の南岳小屋の稜線泊が思ったより寒く、雨+寒さ+結露との戦いは辛いとの判断で、安心の山小屋泊へ変更(^^;
二食付き9,800円。そしてクレジットカード利用(square決済)。ありがたやー。

夕飯も美味しかったです。


夜は部屋がとても蒸し暑くて、みんな布団をかぶらず、汗をかきながら横になっていました。私も外で体を冷やしては布団に戻りを繰り返し、やっと夜中涼しくなってきて寝付けました。この辺りの温度調節は、大部屋は難しいところ。個室だったら窓開けちゃえば外は寒いくらいなのに。


そんなこんなで最終日、4日目の朝。予報通り雨となってしまいました。

ありがたく朝食をいただきます。

6:30 そして雨の中出発。本来の予定は奥穂高岳〜吊尾根〜前穂高岳〜岳沢〜上高地の予定でしたが、このガスの中では眺望も望めず、より安全な涸沢経由を選択。

ザイテングラートを通り(写真は撮り忘れ)、7:45 涸沢小屋に到着。

テン場はまだらです。

ザイテン方面はガスの中。

涸沢小屋を出発し、横尾へ向けて下っていきます。

途中崩壊地があり、2016年6月に崩れた場所です。
まだ安定していない場所も多いと思われ、「休まず進め」との看板が。
崩壊後涸沢の山小屋の方々がすぐに通行できるよう修復されたそうです。

8:55 本谷橋まで降りてきました。ここまでくれば一安心。
よりなだらかな下りとなります。

屏風岩方面。相変わらずガスです。

9:40 3日前に見た横尾大橋まで戻ってきました。

小休憩をして徳沢へ。
10:30 徳沢では懲りずにまたソフトクリームを。(ここでのアイスクリームは義務だと思っておりますので・・・)

11:50 河童橋に到着。お疲れ様でした。

この後、上高地アルペンホテルにて入浴し、バスターミナル2階のレストランでお昼やビールなどをいただきました。

帰りバスは、奮発して15:30発の東京駅行き3列シート。

ブレてしまいましたが・・・毛布あり、電源あり、スリッパあり、リクライニングもかなり倒れる快適シート。
東京行きは3列シートの車両しかありませんが、新宿行きでは3列(グリーン)と4列(スタンダード)があり、差額は1,800円です。往復で3,600円の差額が高いか安いかですが、私は十分に価値はあると思いました。特に往路(都内→上高地)の3列シートはすぐ満席になるのもうなづけます。一人で乗車してお隣さんが気になって眠れないような方は最適でしょう。

今回は新規百名山はありませんでしたので、槍と穂高岳の間にキレットのバッジをつけました。

 

という訳で今年の夏休みはおしまいです。
実際のところは、もっぱら夏休みとも関係なく山へ行っているのですが^^;

 

《今回の撮影機材等》