ヘッドライトの新旧交代
※2016年発売の新モデルの記事を追加しました。よろしければどうぞ。
(左が旧コズモ、右がスポット)
山では日帰りから長期山行まで必ず必要となるヘッドライト。
山ヤ用語ではヘッデンと言うみたいです。
ヘッドライト=ヘッド電灯(電気)=ヘッデンが由来のようですね。
さて、これまでは私はBlack Diamond(ブラックダイヤモンド)のコズモというヘッドライトを使っていました。
冒頭の写真の左側です。
明るさは70ルーメン、照射距離40m、バッテリー最大150時間(低照度時)となっていました。ちなみにモデルチェンジを重ねていますので、現在のコズモは90ルーメンに明るさも向上しています。
これまで問題なく動いてくれていましたが、
- もう少し明るいヘッドライトが欲しい
- 勝手にスイッチが入りバッテリーが消耗していることがあるのでなんとかしたい
という思い(不満?)があり、ちょっと前ですが、思い切って買い換え(買い増し)しました。
なお、気に入っていたところは、
- ナイトビジョン(赤いライト)があり、夜中の山小屋でも周りに迷惑をかけず活動できる
- 明るさを無限に変えられる
- デザインが好み(ガンダムっぽい?)
ことでした。
ナイトビジョンは、赤い光はまぶしく感じにくいことを利用して、人を起こしてしまったりしにくく、また星空観察の時に暗いところで慣れた目の瞳孔も開かせにくいため、役に立ちます。
また明るさも適度に調整できれば、バッテリーを長持ちさせることができるため、こまめに調整するようにしていました。
という訳で、これまでの気に入った点はそのままで、気になっていたところを満たしてくれるものを探していました。
主に日本国内では、ドイツのPETZL(ペツル)社とアメリカのBlack Diamond(ブラックダイヤモンド)のヘッドライトがメジャーですが、最近日本メーカーのmilestoneというブランドも出てきています。
ライト/ランタン/アウトドア用品の milestone(マイルストーン)
どこのメーカーでもライトの明るさをベースに複数のモデルがありますので、以下のモデルを中心に検討しました。
PETZLからはティカ XP、Black Diamondからはスポット、milestoneからはMS-B1というモデルを候補としました。
- ストームは要件を満足している。価格も安価。
- ティカXPは雑誌等の評価では高評価だが、ロックする機能がなく、ヘッドバンドが汗を吸いそう。なんかラピュタのロボット兵っぽい。
- MS-B1は、電球色のライトということに惹かれた。価格も安価。いきなり赤色LEDを点灯させることができない(深夜の山小屋では一旦普通のライトがついてしまう)
ということで、ペツルを使ってみたいという思いもありましたが、引き続きBlack Diamondにしました。
相変わらずガンダムっぽいですが(笑)
明るさ130ルーメン。バッテリー最大200時間とのこと。
正面右側面にはLEDのインジケータが付いています。バッテリー残量やロックの状態が確認できるのが助かります。
左側面はPOWER TAPというタッチセンサーが付いており、ライトを暗めにしていても、ここをタッチするだけで最大照度とトグルしてくれます。
という訳で使い始めました。感想としては、
- 明るさはこれまでより明るくなった。テント内などではまぶしいくらい。
- バッテリーの持ちは良くなっているはずだが、早く無くなるような気がする。
- ナイトビジョンの赤色LEDもコズモの1灯から2灯に増えたのだが、なんか暗い気がする
- 肝心のロックモードだか、ザックの中に入れておくと勝手に点灯していることがある
ということで、最後のロックモードがあるにも関わらず買ってに点灯してしまう問題が勃発してしまいました。
このロックモードですが、スイッチを長押しすることで設定できるのですが、単純に長押しをしているだけなので、ザックの中でスイッチがずっと押されてしまうと、結果的には解除されてしまうのです。
例えばPOWER TAPと同時に押さないと解除できないなどであれば問題なかったのかもしれないですが、ザックの中というシチュエーションではちょっと残念な仕様でした。
エマージェンシーキットにも予備電池は入れていますが、それを使う前提で持っていく訳にもいきませんからね。
という訳で、結局こんな回避策となってしまいました。
「小さなタッパーに入れる」ですw
100均で3つ100円のタッパーを買ってきました。少し工夫をすれば綺麗に入ってくれます。若干ながら重量増となってしまいますが。。
という訳で、とりあえずこれでしばらく使っていきたいと思っています。
結構それぞれメーカーやモデルで特徴が違いますので、ライト購入、追加の際はじっくり検討してみてはいかがでしょうか。