山幸「オリジナル軽登山靴」買いました(2)
前回記事はこちら。
前回の記事で購入したオリジナル軽登山靴ですが、実際に履くまでに2つの作業が必要です。
- コバの縫い目の目止め
- 革への油の塗り込み
これをしておかないと、雨が降った時にすぐに浸水しますし、革に汚れが入り込んでしまいますので、早く傷んでしまいます。革の登山靴を履くための儀式というか、関門というか。大事ですね。
勧められて一緒に買ってきたリキシームとコロニル ナノクリームを使い、これらの作業を進めていきます。
まずは目止めから。
リキシームを割り箸を削って作ったヘラで塗っていきます。1回塗っては1時間乾かすという作業を3回実施します。終わったら固まるまで1日放置します。ボンドのように硬くなりますが、実際には靴のしなりに対応するような柔らかさがあるものだと思います。
ちなみに使い終わったリキシームは、冷凍庫に入れておくと固まりにくいとのこと。キャップの周りのリキシームもしばらくするとカチカチになるので、プライマーなどで開けました。これは一度塗れば基本的に大丈夫なのだそうですが、他の用途としてはテントのフライやシュラフの破れの修理にも使えるそうです。
次に油の塗り込みです。
コロニル ナノクリームのチューブにはスポンジがついていますが、指に取りながら塗り込んでいきます。体温で適度に溶けるのと、擦り込んでいくような感じで革に浸透させることができるのが良いようです。
ナノクリームは防水80%、保革20%の成分の配合なのだそうです。私は革の縫い目や境の部分にも擦り込んでみました。こちらは1回塗って1時間ほど放置すると染み込むのでもう一度塗って、その後1日放置、最後にブラッシングして完了とのこと。
私は親指や手のひらで擦り込んで磨いてみました。
最後に、紐は赤いものに変えてみました。なんか昔からの革の登山靴は赤い紐のイメージなので。。
もともと付属している紐の長さは150cmです。お店の方に聞いたら160でも良いという話で別のお店に行くと160cmしかなかったので、そちらを購入。
という訳で完成品はこちら。
いい感じでツヤが出てきました。リキシームも綺麗に塗れましたね。赤い紐もいい感じ。
後は山にデビューさせるだけですが、早く行きたいです。
登って磨いての繰り返しで、革を育てていければ良いなと思います。めざせいぶし銀。楽しみです!