山と空と

山に行ったお話や、道具、写真、日常など

登山靴のメンテナンス

2015年の夏山シーズンも終わったので、愛用の登山靴のメンテナンスをすることにしました。 

現在愛用中の登山靴は「AKU Terrealte GTX」。ご存知ICI石井スポーツが国内独占販売しているイタリアの登山靴メーカーです。なので山ヤからすると「あいつ石井スポーツで買ってやがるな」などと思われたり思われなかったりするわけですが。そのせいか、山でカブっている人を見たことはまだありません(笑)

www.aku.it

でもICIの登山本店って、実際にエベレストに登っているような方々がアドバイスしてくれるので、信頼できる気がしています。(イッテQのイモトと一緒に登っている方々もICIですしね)

セミアイゼン対応、ゴアテックスブーティなので浸水せず、Vibram Mulazのアウトソールで厳冬期以外は使える良い靴だとは思っています。高いので当然といえば当然ですがね。

2014年6月頃に購入したと思うので、夏山2シーズン+若干の雪山で使ってきたことになります。

シューレースは外して、水では汚れを洗い落としてあります。

 

今回はこれらを使ってメンテナンスしていきます。

 

 

まずは、レザーの補色から。

サイドの部分が摩擦などで色が薄くなってきています。そこで使うのが、「染めQ」です。

製品サイトによれば、

【染めQシリーズ】は最先端のナノテクノロジーを駆使した染色型塗料で、ナノ単位の粒子が素材の内部に浸透して密着します。
そのため、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることおがありません。また、塗った箇所と塗っていない箇所の境目がなく、肌触りも変わることがありません。カラーチェンジで遊び心を満足させたり、古くなって色あせてしまった大切な物の補修にも最適。まるで新品同様に仕上がります。

とのこと。

ヌバックやスエードでも、風合いは変わらずに使えるのがすごいところ。

私の登山靴では「サンライズオレンジ」が合いました。

染めQ エアゾール 264ml サンライズオレンジ

染めQ エアゾール 264ml サンライズオレンジ

 

  では、靴にマスキングをして、色を塗っていきます。

 

その後に「コロニル ナノコンプリート」を掛けていきます。

登山靴などの洗浄・保革・防水が一度に手軽に行え、お手入れ時間を短縮

という優れもの。なお、防水70%、保革30%の効果割合だそう。

靴の購入時に勧められて、以後ずっと利用しています。コロニル製品は見ていると評判良いようですしね。 

クリーニングした結果がこちら。泡をかけ、馴染ませて、放置し、最後にブラッシング。(途中の写真がなくすみません)

 

シューレースを通し直しました。

うーん、どうでしょう。キレイになりましたかね。
直に見ると、オレンジも濃くなり、革にツヤが戻っています。色はもう少し重ね塗りしても良いかもしれません。

 

ちなみにソールですが、結構すり減ってきています。Vibram Mulazが採用されています。

爪先部分には「クライミングゾーン」という岩場向けのパターンが入っていたりする、岩場向きのソールとのことですが、ゴムを柔らかくして滑り止めの効果を高めているようで、磨耗は早いようですね。

どれぐらいで張替えすべきでしょうか。依頼すると時間掛かるでしょうし、その間山へは行けなくなる訳で。どうしよう。